山名: 聖岳 (ひじりだけ)
高さ: 3,013m
場所: 南アルプス(静岡・長野)
日にち: 平成15年8月23日〜24日(テント泊)
コース: 便ヶ島ルート(ピストン)
メンバー: 単独




ルートマップ

テント泊二回目の山は聖岳に白羽の矢をたてました。新田次郎の「赤い雪崩」という小説で、畑薙ダムからの茶臼岳や聖・光のことが書かれていて、いつか登りたいなぁと思ってたのですが、名古屋から畑薙ダムまでは遠いので、今回は車でおよそ4時間、伊那側の便ヶ島から登ることにしました。重荷を背負って歩くのにはだいぶ慣れたつもりでしたが、標高差2000mある下りに膝を痛めてしまい、千鳥足で下山。もし歩けなくなったらどうするんだ。また、今回はケチケチ山行のため、食糧を家に置いてあったカップラーメンや缶詰、コンビニのおにぎり二個で済ましてしまい、あやうく非常食にまで手を伸ばしそうになる、課題の残る登山となりました。なんか、毎回課題残ってる気もしますが、山頂からの赤石・上河内・茶臼岳などの姿が素晴らしく、どんなにしんどくても、やはり山はやめられません、と思いました。



一日目
聖光小屋・登山口(40分)西沢渡(220分)薊畑分岐(15分)聖平小屋<テント場> ・歩行時間 = 4時間35分 ・休憩含めた時間 = 5時間50分


聖光小屋前駐車場

西沢渡の滑車

便ヶ島には、平成15年5月にオープンした真新しい聖光小屋と、きれいに整備された駐車場があり、私が着いた9時の時点で、40台ほど車が止まってました。入念な準備体操のあと、登山開始。

西沢渡までの3〜40分は平坦な道なので、ウォーミングアップにもってこい。ミンミンゼミのせみしぐれが耳に心地よく、山へ入った喜びを感じる。まもなく西沢渡の滑車場に到着。荷物を乗せて、トラロープを引っ張るとカラカラと台車が動く。無事に渡ったことを確認して、いよいよ自身も渡渉。

通常なら靴と靴下を脱いで渡るのでしょうが、事前の情報で、ヒルがいるということを聞いていたため、夏真っ盛りだし、すぐ乾くだろうと、そのまま川に入る。水深はひざ上10センチほど。びしょびしょになってしまい、結局これがテント場まで乾かずえらい目にあった。やはり靴と靴下はちゃんと脱いで渡らないといけません。あと、すれ違う人に聞いてみたら、みなさん台車にそのまま乗って渡ってるみたいです。増水時には乗らなければ渡れないと思うので、それもありかなと思いました。







薊畑からの上河内岳

明日の目標・聖岳

無事に渡渉を終え、お化け屋敷みたいな営林署小屋をぐるっと巻くと、いよいよ急登の開始。もう黙々と登るしかなかったです。途中、倒木が多くて、ザックが引っかかり難儀しました。登れど登れど出口は見えず、もうだめだと思ったころ、風を感じて、薊畑分岐に到着。ご褒美が上の左の写真、上河内岳と、風が強くて写真は撮れなかったけど、きれいなお花畑。汗が一気にひいていく。ここから本日のテント場、聖平小屋までは下り。途中、聖岳がちらちらと顔を出し、眺めながら歩くとまもなく小屋へ到着。





小屋はさすが日本百名山といった感じで、人でいっぱい。ここが山奥だということを思わず忘れてしまう。受付を済ませてテントを設営。疲れていたので、焼酎飲んで、カップラーメンをすすり、さっさと寝るつもりだったのですが、同じくテント泊で来られてる方がシチューをご馳走してくださった。コーンビーフとシーチキンを使ってて、まさにアウトドア料理。めちゃめちゃうまかったです。今回はろくな食事を用意してなかったので、このシチューで力が回復しました。満天の星空を見ながら、21時就寝。風もなくとても静か、爆睡できました。



二日目
聖平小屋<テント場>(20分)薊畑(40分)小聖岳(50分)山頂(90分)聖平小屋(220分)聖光小屋 ・歩行時間 = 7時間 ・休憩含めた時間 = 9時間50分









翌朝、目覚めると笊ヶ岳方面の朝焼けがすごかった。朝食を済まして、5時20分、サブザックを背負い、聖山頂へ!。小屋から向かう人、赤石への縦走パーティの人など、それぞれのペースで山頂へ向かう。7時10分、無事登頂。山頂はかなりの人で賑わっていた。30分ほど景観を楽しんだのち、下山開始。




聖山頂からの赤石岳

小聖岳からの聖岳



下山は膝を痛めてしまい、まじでキツかったです。いろいろ聞いてみると、光〜聖縦走よりも、聖〜光のほうが下山時の負担は軽い。要するに「聖から便ヶ島への下山はキツい」のだ。しっかり頭に…いやいや、身体にインプットできた山行となりました。

2003年11月22日〜24日・聖〜光縦走レポ