山名: 八ヶ岳 (やつがたけ)
高さ: 2,899m(赤岳)
場所: 長野・山梨
日にち: 平成16年9月18日〜20日(テント泊)
コース: 麦草峠〜白駒池〜ニュウ〜中山峠〜天狗岳〜オーレン小屋〜硫黄岳〜横岳〜赤岳〜権現岳〜青年小屋〜編笠山〜観音平
メンバー: 単独
目的: 八ヶ岳縦走




一日目
6:40 茅野駅発(諏訪バス) 8:10 麦草峠発 〜 9:55 ニュウ山頂 10:07 〜 10:50 中山峠 11:02 〜 11:55 天狗岳山頂 12:00 〜 12:58 オーレン小屋(幕)

23時30分の名古屋駅。急行「ちくま」号が入線するホームに着いたら、ここだけザックを持った登山者がたくさんいて安心する。が、今回は当日になってチケットを買ったため、指定席はすでに満席で、自由席狙い。こんなに並んでて、ちゃんと座れるのだろうかと心配になる。しかし、なんとか席を確保できた。あまり眠れないまま、午前4時、塩尻駅に到着。ここから新宿方面への始発は6時なので、寝袋を出して駅寝することにする。よく寝れた。午前6時27分、茅野駅到着。ここから、標高2127mの麦草峠までは、寝ているうちに、バスが高度を稼いでくれた。


白駒池

中山峠へ向かう尾根道

本日の行程はのんびりなので、そんなに慌てることもない。白駒池をゆっくり散策して、ニュウへ向かう。北八つは「森と湖」と言われるだけあって、やはり、とても落ち着く場所でした。北横岳周辺の「双子池」「雨池」が、とても行きたい場所で、来年の新緑のころ、足を運んでみたいなと、改めて強く思った。

ニュウ山頂では先客が2組。視界は天狗岳がようやく見えるというくらいだったので、休憩はそこそこにして、尾根を伝い、中山峠、天狗岳へと向かう。時が経つにつれ、ますます視界は悪くなり、東天狗岳山頂では完全にガスの中となる。天気が良ければ西天狗へもと思っていたが、この天気ではしかたがない、先を急ぐことにする。

12時58分、本日の幕営地、オーレン小屋に到着。
テントを設営したら、雨がポタポタ降りてきた。
ここの小屋は、下界と同じのきれいな水洗トイレと、
最高級の木を使ったヒノキ風呂があった。

夜行性の小動物(虫かな?)の鳴き声を子守唄に、爆睡zzZZ....




二日目
5:20 オーレン小屋発 〜 6:35 硫黄岳山頂 〜 6:50 硫黄岳山荘 〜 7:40 横岳山頂 〜 8:40 赤岳天望荘 8:50 〜 9:16 赤岳山頂 9:40 〜 10:30 キレット小屋 11:00 〜 12:20 権現岳山頂 〜 13:15 青年小屋(幕)

4時起床。風と霧で視界が悪い。昨晩の予報では昼から晴れと言っていたが、午前中はあまり良くなさそうだ。5時20分、まだ暗いが出発する。1時間ほどで、稜線に出るも、相変わらず視界10〜20mほどで、風が強い。硫黄〜横岳の大ダルミは、やはり、風が強かった。「爆裂火口」「大同心・小同心」を見るのを楽しみにしていたが、どこにあるの?という感じ。さらに、横岳山頂からは雨に変わり、修行しているような錯覚に陥った。

8時40分、赤岳天望荘到着。ここから先は「ヤマケイ」や「岳人」でよく見る赤岳山頂の写真をイメージしながら、あと30分もすれば山頂だろうということだけを思って登った。



9時16分、八ヶ岳最高峰、赤岳山頂に到着。
天気が良ければ大休止する予定だったが、
この風と雨ではしかたがない、先を急ぐことにする。
途中のキレット小屋で休憩、
上の写真、コマクサがまだ咲いていた。



風雨の権現岳山頂

今年4月、権現山頂からの展望

赤岳から権現への道、先が見えない天気なので苦しかった。長さ20mほどあるハシゴを登りきりしばらくすると、権現小屋と山頂への分岐に到着。ザックをデポして、山頂へ向かう。4月は快晴で赤岳がクッキリ見えてたのに、今回は展望なし。早々に青年小屋へ向かうことにする。

途中、ガサガサという音と大きな物体が…!!!
は?く、クマ???緊張が走る。
いや、クマにしては白いぞ?シカでもないよな…




緊張しているわりにはカメラを取り出して撮影する余裕があった。
どうやら犬らしい、、そう確信して、少し近くに寄って「おーーーい!!」と手を振り、声をかけてみる。すると、キョロキョロと辺りを見渡すも、こちらの存在に、まるで気がつかない。うちのアホ犬「バロン」と同じしぐさだ。もう一度「おーい!」と声をかけると、ようやくこちらの存在に気がついた。飼い主と一緒に山へ入って、はぐれてしまったのだろうか…。あんな大きな声をかけても気づかないなど、とても野犬にはなりきれてない様子。これからどんどん寒くなるだろうに大丈夫だろうか…。なにもできない自分にもどかしさを感じた。




13時15分、青年小屋へ到着。
ぼちぼち天気は回復傾向みたいで、
のんびりとした昼下がりを過ごす。

夜、ラジオで予報を聞くと、降水確率0%で晴れ。
明日、もう一度、権現岳へ登って、
縦走路を振り返ろうと決め、20時に寝る。




三日目
5:20 青年小屋発 〜 5:45 編笠山山頂 6:10 〜 6:54 押手川分岐 〜 7:15 雲海展望台 〜 7:40 観音平

…が、朝、目覚めるとポツポツ雨が…。
昨日の星はなんだったんだ!?!?
また、天気予報は外れなのか!?!?
ありえない、こんな現実、絶対にありえないと頭を抱える思いだった。
まもなく雨は上がるも、権現岳へ登る気は失せてしまい、
編笠山から観音平へ下山する。



編笠山山頂

今年4月、快晴の編笠山

下山途中、かなり多くの登山者とすれ違った。
これから天気がよくなりそうなのでうらやましく思う。
7時40分、観音平到着。ここから先は、草木を刈って作られたハイキングコース(農道?)を歩いて、小淵沢駅へ向かう。標識が随所にあって迷うことはない。県道に出たら、運良くヒッチしてくれる車に出会えて、駅まで送ってもらえた。1時間以上、炎天下の県道を歩くことを覚悟していたので、めちゃめちゃ助かりました、ありがとうございます。




(上の写真)長い長い八ヶ岳の裾野を下り、
ふと、編笠山が見えたとき、縦走の充実感がわいてきた。

このコース、一泊二日でも十分可能とわかりましたが、
その場合、硫黄岳山荘や赤岳天望荘など、点在する小屋に泊まったほうが、
軽量化できて、より快適、安全に縦走できると思います。




スパティオ小淵沢「延命の湯」へ。
小淵沢駅まで、バスも出てます。

2004年10月10日〜11日・天狗岳〜阿弥陀岳(八ヶ岳縦走)レポもあります。