新田次郎・年譜

≫昭和48年(1973) 61歳
夏、アラスカへ取材旅行に出かける。
「マロニエに冬が来た」(「小説新潮」2月号)、
「赤い羽毛服」(「小説サンデー毎日」2月号)、
「長元坊の恋」(「小説現代」3月号)、
「三冊目のアルバム」(「小説新潮」4月号)、
「その手を見詰る」(「オール讀物」5月号)、
「富士に死す」(「別冊文藝春秋」第125号)、
「春紫苑物語」(「小説現代」11月号)、
「真夜中の太陽」(「オール讀物」12月号)等を発表。
「続武田信玄」を「歴史読本」11月号より54年8月号まで連載。
長編「栄光の岩壁」(上・下、1月、新潮社)、同「雪の炎」(6月、光文社)、短編集「六合目の仇討」(6月、広済堂)、長編「武田信玄」(山の巻、11月、文藝春秋)を刊行。




≫昭和49年(1974) 62歳
3月「武田信玄、ならびに一連の山岳小説に対して」第8回吉川英治文学賞を受賞する。6月より51年3月まで「新田次郎全集」全22巻が新潮社から刊行される。
「高原の憂鬱」(「小説新潮」1月号)、
「犬橇使いの神様」(「小説現代」5月号)、
「野付牛の老尼」(「オール讀物」7月号)、
「ラットサイン」(「文藝春秋」7月号)等を発表。
「私の小説履歴」を「新田次郎全集」月報に、「銀嶺の人」を「小説新潮」9月号より翌年8月号まで連載。
長編「怒る富士」(上・下、3月、文藝春秋)、短編集「雪のチングルマ」(4月、文藝春秋)、長編書き下ろし「アラスカ物語」(5月、新潮社)、長編「富士に死す」(6月、文藝春秋)を刊行。
新田次郎・吉川英治文学賞受賞時
昭和49年3月第8回吉川英治文学賞を受賞。会場で。



≫昭和50年(1975) 63歳
夏、夫人と3度目のヨーロッパ旅行に出かける。
「信虎の最後」(「小説歴史」7月号)、
「ラインの古城」(「オール讀物」12月号)等を発表。
短編集「犬橇使いの神様」(5月、文藝春秋)、写真集「富岳三十六景」(解説、9月、新潮社)、長編「銀嶺の人」(上・下、10月、新潮社)、長編「望郷」(再刊、11月、文藝春秋)を刊行。



≫昭和51年(1976) 64歳
3月、講演旅行でヨーロッパの主要都市を回る。
「万治の石仏」(「オール讀物」9月号)、
「『妙法寺記』原本の行方」(「小説サンデー毎日」11月号)等を発表。
「新田義貞」を「サンケイ新聞」に9月7日より53年5月12日まで連載。
長編書き下ろし「聖職の碑」(3月、講談社)、長編「空を翔ける影」(「道化師の森」の加筆再刊、5月、光文社)、エッセイ集「白い花が好きだ」(6月、光文社)、自伝「小説に書けなかった自伝」(「私の小説履歴」改題、9月、新潮社)、短編集「山が見ていた」(10月、光文社)を刊行。



≫昭和52年(1977) 65歳
「鷲ケ峰物語」(「小説現代」1月号)、
「谷川岳春色」(「小説新潮」2月号)、
「恋の鳥」(「小説新潮」11号)、
「マグノリーの花の下で」(「オール讀物」12月号)等を発表。
短編集「鷲ケ峰物語」(2月、講談社)、同「武田三代」(4月、毎日新聞社)、同「河童火事」(6月、毎日新聞社)、同「小笠原始末記」(8月、毎日新聞社)、長編書き下ろし「劔岳・点の記」(8月、文藝春秋)、短編集「陽炎」(10月、毎日新聞社)を刊行。




新田次郎・カナダ取材旅行で
カナダ取材旅行で(昭和53年)
≫昭和53年(1978) 66歳
7月、夫人と東欧旅行、11月、カナダ・アメリカへ取材旅行に出かける。
「熱雲」(「小説現代」1月号)、
「カスターニーの実の落ちるころ」(「週刊文春」10月5日号)、
「青きドナウの夢の旅」(「小説新潮」11月号)、
「山霧の告知」(「小説現代」12月号)等を発表。
長編「風の遺産」(加筆再刊、2月、講談社)、同「新田義貞」(上・下、3、4月、新潮社)、エッセイ集「続・白い花が好きだ」(7月、光文社)、長編書き下ろし「珊瑚」(11月、新潮社)を刊行。



≫昭和54年(1979) 67歳
6月、ポルトガル、マカオに取材旅行に出かける。
「生き残りの勇士」(「文藝春秋」1月号)、
「富士、異邦人登頂」(「オール讀物」2月号)等を発表。
「孤愁(サウダーデ)」を「毎日新聞」に8月20日より翌年4月18日まで連載(中断)。
短編集「ラインの古城」(2月、文藝春秋)、長編書き下ろし「密航船水安丸」(9月、講談社)を刊行。



≫昭和55年(1980)
2月15日午前9時12分、東京都吉祥寺の自宅で心筋梗塞のため急逝。
25日、青山斎場で葬儀。上諏訪正願寺に埋葬。
「マカオ幻想」(「小説新潮」1月号)、
「バンクーバーの鉄之助」(「小説現代」1月号)、
「長崎のハナノフ」(「オール讀物」2月号)等を発表。
「大久保長安」を「歴史読本」に1月号より4月号まで連載(中断)。
対談「病める地球、ガイアの思想」(根本順吉氏と、3月、朝日出版)、短編集「マカオ幻想」(4月、新潮社)、長編「武田勝頼」(「続武田信玄」を改題、全3冊、4〜6月、講談社)、写真・エッセイ集「遙かなる武田信玄の国」(6月、新人物往来社)、長編「孤愁(サウダーデ)」(7月、文藝春秋)を刊行。





「日本歴史文学館」より。若干追記を施してます。