新田次郎・年譜

≫昭和38年(1963) 51歳
測器課長になり、富士山気象レーダー建設という大仕事の責任者となる。
「賄賂」(「別冊小説新潮」冬季号)、
「S夫人」(「別冊文藝春秋」第82号)、
「神々の岩壁」(「小説中央公論」1月号)、
「薬師岳遭難」(「サンデー毎日」2月10日号)、
「おかしな遭難」(「週刊読売」2月10日号)、
「二十一万石の数学者」(「オール讀物」5月号)、
「行方不明」(「小説現代」6月号)、
「黒い雪の夢」(「小説新潮」7月号)、
「クレバス」(「小説中央公論」8月号)、
「山が裁いた」(「婦人生活」8月号)、
「山雲の底が動く」(「オール讀物」9月号)、
「風雪の北鎌尾根」(「日本」9月号)、
「武田金山秘史」(「文芸朝日」9月号)、
「翳りの山」(「小説新潮」10月号)等を発表。
ジュニア小説「かもしかの娘たち」を「美しい十代」4月号より翌年4月号まで、「白い野帳」を「朝日新聞」11月2日より翌年10月3日まで連載。
長編「道化師の森」(1月、講談社)、短編集「神々の岩壁」(4月、講談社)、同「風雪の北鎌尾根」(11月、新潮社)を刊行。



≫昭和39年(1964) 52歳
夏、富士山頂気象レーダー建設工事を成功させ、同時にひそかに辞職の決心をする。
「海賊の子孫」(「世代’64」1月号)、
「からかご大名」(「オール讀物」2月号)、
「晩秋歌」(「時」3月号)、
「梅雨将軍信長」(「小説新潮」3月号)、
「山虻」(「小説現代」3月号)、
「猫つきの店」(「マドモアゼル」3月号)、
「仏壇の風」(「別冊文藝春秋」第87号)、
「雪崩」(「日本」5月号)、
「豪雪に敗けた柴田勝家」(「小説新潮」6月号)、
「ネオンが消える」(「オール讀物」6月号)、
「怪獣」(「小説現代」9月号)、
「白い砂地」(「小説新潮」11月号)、
「終章の詩人」(「週刊現代」12月24日号)等を発表。
ジュニア小説「高校一年生」を「女学生の友」5月号より翌年4月号まで、「孤高の人」を「山と渓谷」6月号より43年4月号まで連載。
長編「かもしかの娘たち」(5月、集英社)、紀行「アルプスの谷アルプスの村」(「夢に見たアルプス」を改題、7月、新潮社)、短編集「梅雨将軍信長」(8月、新潮社)、同「消えたシュプール」(10月、講談社)を刊行。



≫昭和40年(1965) 53歳
「葉鶏頭」(「潮」1月号)、
「異説 晴信初陣記」(「歴史読本」1月号)、
「新雪なだれ」(「別冊小説新潮」冬季号)、
「まぼろしの軍師」(「小説現代」2月号)、
「冬田の鶴」(「オール読物」3月号)、
「氷雨のわかれ」(「ヤングレディ」4月26日号)、
「あなたはなんなのよ」(小説現代)5月号)、
「岩壁の九十九時間」(「別冊小説新潮」夏季号)、
「知らぬ浮き世に」(「オール讀物」8月号)、
「千里の悲愁」(「別冊文藝春秋」第93号)、
「雨の北穂小屋」(「別冊小説新潮」秋季号)、
「餓島」(「小説現代」11月号)等を発表。
「武田信玄」を「歴史読本」5月号より48年10月号まで、ジュニア小説「高校二年生」を「美しい十代」6月号より翌年5月号まで連載。
エッセイ「白い野帳」(3月、朝日新聞社)、長編「高校一年生」(7月、秋元書房)、短編集「岩壁の九十九時間」(10月、新潮社)、長編「望郷」(「千里の悲愁」を改題、11月、文藝春秋)を刊行。



≫昭和41年(1966) 54歳
気象庁を退職、筆一本の生活に入る。夏、2度目のヨーロッパ旅行をする。
「信長の悪夢」(「オール讀物」1月号)、
「アイガー北壁」(「日本」3月号)、
「冬の花」(「小説新潮」4月号)、
「鳴弦の賊」(「小説現代」4月号)、
「冬の霧」(「オール讀物」7月号)、
「駒ケ岳開山」(「小説新潮」8月号)、
「きつねもち」(「小説現代」9月号)等を発表。
書き下ろし長編「火の島」(9月、新潮社)、長編「高校二年生」(11月、秋元書房)を刊行。



≫昭和42年(1967) 55歳
6月より『新田次郎山岳小説シリーズ』全5巻が、新潮社より刊行される。
「燃えよともしび」(「ジュニア文芸」2月号)、
「チーズ臭い風景」(「小説新潮」2月号)、
「女人禁制」(「小説現代」2月号)、
「魂の窓」(「オール讀物」3月号)、
「河童火事」(「別冊宝石」陽春推理特集号)、
「石の餅」(「別冊小説新潮」春季号)、
「赤毛の司天台」(「小説現代」6月号)、
「妖尼」(「オール讀物」7月号)、
「富士山頂」(「別冊文藝春秋」第101号)、
「オデットという女」(「別冊小説現代」第3号)、
「八月十五日の穂高岳」(「別冊小説新潮」秋季号)、
「カルイサワは怖い」(オール讀物)9月号)、
「訴人」(「小説現代」10月号)等を発表。
ジュニア小説「思い出のともしび」を「高一時代」4月号より翌年3月号まで連載。
短編集「まぼろしの軍師」(2月、人物往来社)、同「夜光雲」(4月、講談社)、長編「富士山頂」(12月、文藝春秋)を刊行。




≫昭和43年(1968) 56歳
「新婚山行」(「オール讀物」3月号)、
「仁田四郎忠常異聞」(「小説新潮」3月号)、
「赤い雪崩」(「小説現代」4月号)、
「消えた伊勢物語」(「推理ストーリイ」4月号)、
「猿聟物語」(「小説現代」6月号)、
「霧の中で灯が揺れた(「別冊サンデー毎日読物専科」8月号)、
「しごき」(「オール讀物」9月号)、
「神通川」(「小説エース」10月号)、
「贈賄」(「オール讀物」11月号)等を発表。
「ある町の高い煙突」を「週刊言論」4月3日号より10月23日号まで、「栄光の岩壁」を「山と渓谷」7月号より47年10月号まで連載。
書き下ろし長編「槍ヶ岳開山」(6月、文藝春秋)、短編集「赤い雪崩」(8月、新潮社)、同「黒い雪洞」(11月、講談社)を刊行。



≫昭和44年(1969) 57歳
「虻と神様」(「別冊小説新潮」冬季号)、
「桜島」(「小説エース」3月号)、
「思い草」(「オール讀物」4月号)、
「オホーツクに燃える落日」(「小説エース」4月号)、
「筑波の仙人」(「小説現代」5月号)、
「銀座のかまいたち」(「小説新潮」5月号)、
「まぼろしの雷鳥」(「小説宝石」6月号)、
「笛師」(「小説エース」8月号)、
「明智光秀の母」(「別冊サンデー毎日読物専科」)、
「凶年の梟雄」(「小説現代」10月号)、
「岩の顔」(「小説セブン」10月号)、
「昭和新山」(「文藝春秋」11月号)、
「天国案内人」(「小説セブン」12月号)等を発表。
「雪の炎」を「週刊女性」8月23日号より12月27日号まで連載。
長編「ある町の高い煙突」(1月、文藝春秋)、短編集「神通川」(5月、学研)、長編「孤高の人」(上・下、5月、新潮社)、同「武田信玄」(風の巻・林の巻、8月、文芸春秋)、短編集「まぼろしの雷鳥」(10月、講談社)を刊行。



≫昭和45年(1970) 58歳
「謀略元寇の役」(「小説現代」2月号)、
「筍茶屋」(「オール讀物」3月号)、
「凍った霧の夜に」(「サンデー毎日読物専科」)、
「雪呼び地蔵」(「別冊小説新潮」春季号)、
「西沙島から蒸発した男」(「小説現代」6月号)、
「氷河の笛」(「小説サンデー毎日」7月号)、
「東京野郎」(「小説新潮」8月号)、
「氷葬」(「オール讀物」9月号)、
「諏訪の狐火」(「小説現代」10月号)、
「巴旦島漂流記」(「旅」12月号)等を発表。
「芙蓉の人」を「太陽」1月号より翌年3月号まで、「霧の子孫たち」を「文藝春秋」4月号より10月号まで連載。
長編「三つの嶺」(4月、文藝春秋)、同「思い出のともしび」(5月、文藝春秋)、同「笛師」(9月、講談社)、エッセイ集「山旅ノート」(10月、山と渓谷社)、長編「霧の子孫たち」(11月、文藝春秋)を刊行。




新田次郎・立山にて
梅雨の合間を見て立山に登る(昭和46年7月)
≫昭和46年(1971) 59歳
「地獄への滑降」(「小説サンデー毎日」1月号)、
「日向灘」(「オール讀物」2月号)、
「まぼろしの白熊」(「小説現代」3月号)、
「北条早雲秘録」(「小説新潮」3月号)、
「弾丸よけ竹束之介」(「小説サンデー毎日」5月号)、
「月下美人」(「オール讀物」6月号)、
「意地ぬ出んじら」(「別冊小説新潮」夏季号)、
「赤い徽章」(「小説サンデー毎日」7月号)、
「生き残った一人」(「小説新潮」9月号)、
「風が死んだ山」(「小説現代」9月号)、
「白狐」(「オール讀物」10月号)、
「大地震の生霊」(「小説現代」10月号)、
「呪われた墓地」(「小説サンデー毎日」12月号)、
「六合目の仇討」(「別冊文藝春秋」第118号)等を発表。

短編集「赤毛の司天台」(2月、中央公論社)、同「東京野郎」(2月、三笠書房)、長編「芙蓉の人」(5月、文藝春秋)、同「武田信玄」(火の巻、7月、文藝春秋)、長編書き下ろし「八甲田山死の彷徨」(9月、新潮社)、短編集「昭和新山」(11月、文藝春秋)を刊行。




≫昭和47年(1972) 60歳
「彼岸花」(「オール讀物」1月号)、
「武生騒動」(「別冊小説新潮」冬季号)、
「金曜日に来る男」(「小説現代」3月号)、
「雪が解けるまで」(「オール讀物」3月号)、
「奪われた太陽」(「小説現代」5月号)、
「非情!春富士遭難」(「小説新潮」7月号)、
「七人の逃亡兵」(「小説サンデー毎日」7月号)、
「だっぺさんの詩」(「小説新潮」9月号)、
「パパと云った少女」(「オール讀物」9月号)、
「雪のチングルマ」(「別冊文藝春秋」第121号)、
「風の墓場」(「小説現代」10月号)等を発表。
「怒る富士」を「静岡新聞」他4紙に3月より翌年2月まで連載。
ジュニア長編書き下ろし「つぶやき岩の秘密」(1月、新潮社)、短編集「凍った霧の夜に」(1月、毎日新聞社)、同「北極光」(9月、二見書房)、絵本「きつね火」(10月、大日本図書)を刊行。